42枚目です。今回はトランペットの詩人と呼ばれるトニー フラッセラです。詩人・・。聴いてみます。なんとなく解らんでもない・・。ゆったりと落ち着いた吹奏とでも言いましょうか。キャンバスに淡い色を置いていく様な、そんな感じです。しかし音圧は高い様な気がします。そう聴こえるのは、アトランティックレーベル特有の録音の所為かも知れません。詩人・・。もう一度聴いてみます。さっきよりは解ってきたかな・・。曲によってはプレイヤー全員が、交代で散文詩を読んでる様です。皆が皆、漂っています。緩いスイングです。しかし味があります。詩人・・。もういいですか?しかし表現と言うのは奥が深い!色々な方法があって、どれが一番なんて事はなく、十人十色、千差万別です。フラッセラは白人プレイヤーですが、このアルバムを聴くと、なるほど!と頷いてしまいます。同時に初期のマイルスは特に、あまり黒人を感じさせないなぁと思ったりもします。所謂クールスタイルです。道理でリー コニッツと妙にマッチしたりする訳です。ジャケットもいいですね!中身の音とピッタリです。やはりジャケットのデザインは大事なポイントです。音が聴こえてくるとはよく言ったものです。そのトランペットの音も、なんと言うか潤いのある音と言うか、大変特徴があります。落ち着いた印象のアルバムではありますが、こういう表現方法もありです。興奮とは程遠い音楽かも知れませんが、触れれば気持ちのいい布地の様な、ソフトな肌触りのするジャズです。
by herbiee
| 2005-12-11 23:44
| 音楽
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